柯潔 vs AlphaGo 第一戦と中国ルール

中国ルール

人間トップ棋士とコンピュータAIの対決となる 柯潔・AlphaGo戦が行われ、白番AlphaGOの半目勝ちとなりました。

(The Future of Go Summit, Match One: Ke Jie & AlphaGo)

中国ルールの整地

今回の対局は中国ルールで行われ、最後の整地まで行われました。これは滅多にない機会だと思います。

囲碁の対局は中押し勝ちが多く、整地まで進むことは意外に少ないですよね。李世乭・AlphaGO戦も前局中押し勝ちでした。
TV対局を見る機会の多い日本ルールならともかく、中国ルールの整地は見るチャンスはほとんどありません。

終盤と整地の模様の動画が投稿されています。

(終盤、終了後の模様)

日本式の整地になれているので、下記の点はびっくりしました。何かの記事で違いを読んだことがあるのですが、実際に動画を見ると違和感ありまくりです。

  • 整地するのは対局者ではなく記録係
  • 片側(白地)だけ整地する
  • 地と石を数え、アゲハマは数えない

(柯潔・AlphaGo戦 整地後。元々の局面が残っていない)

感想

子供のころに習ったのも日本ルールだし、対局するのもほとんど日本ルールなので中国式の整地には違和感があります。

中国ルールはわかりやすく、コンピュータ囲碁とも親和性が高いので、こちらも覚えた方がいいのかなあ。囲碁クエスト9路盤では中国ルールであることもあって目算が簡単ですし。
もっとも、中国ルールで打つ機会はネット囲碁(囲碁クエストなど)しかないので、実際に整地を行うチャンスは今のところないのですが。

中国ルール

Posted by