少しわかってきたこと:3手目を先に打つ
遅々として上達せず、ヘボ碁のままなのだが、ヘボなりに見えてきたこともあるのでメモしておく。
「三手の読み」などとよく言われるが、その場合の3手とは A→B→C のように相手の応手とその次まで読むことを指す。相手の最善の応手を読むことは難しいし、さらにその先の3手目を読むのは大変だ。そもそも1手目すら正しく打てないからヘボなのである。
1手目の選択すら難しいのだけど、以下のように読んでみるといいのではないかと最近気がついた。
- まず最初に思い浮かんだ手をヘボなりに3手読んでみる
- その3手目を先に(1手目に)打つとどうなるか考える
例題
毎日お世話になってる 将碁友の会の「囲碁上達 今日の詰碁」の問題から。
ヘボなりの直感で浮かんだ初手はA。なぜならBから打つとAと打たれて白が繋がってしまう。なのでAから先に打つべきだろう。
Aから打つと当然Bと打ってくるはずだ。そこでCと伸びて……どうもうまく行きそうにない。
そこで3手目に打つCを先に打つことを考える。これで良さそうな気がする。
正解図。Cから打って、もしCの右にツケてもBに打って大丈夫。うまく正解できたようだ。
考察
将棋では3手先を先に指すなんてことはあまり考えない。歩を2回連続して突いたら良い手になるとしても、いきなり2つ進めるわけにはいかない。
ところが囲碁では特別な場合を除いて、どこにどのような順序で打っても構わない。なので、将来良い手になる手があれば、先にそれを打つことを考えても良いわけだ。発想がかなり違う。
実はコンピュータチェスやコンピュータ将棋では、深く読んで出てきた非常に良い手は、先に打っても良い手になることがあるという知識を使っている(History Heuristic)。それからすると3手先どころかもっと先の良い手を先に指してもいいはずだ。
(そこまで先が読めれば苦労はないのではあるが……)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません