囲碁をどのように教えるか

囲碁入門

中学生から囲碁ってどんなルール? と聞かれました。地を囲うゲームで……と説明してみたのですがピンと来なかったようです。結局五目並べを遊ぶことになってしまいました。

小学生未満の子供でも楽しめるゲームですから、中学生にルールが理解できないわけはなくて、私の説明が悪かったのでしょう。人口の多い将棋でも、入門にはどうぶつしょうぎを使うぐらいですから、囲碁もやさしい教え方があるはずです。


9路盤も難しい

石を取るということと地を囲うという2つの概念があることが、理解を難しくしているように思いました。広い盤面ではそもそも何が地なのか、ということを教えるのが難しい。9路盤で説明したのですが、それでも難しかったようです。

 星川愛生二段の『わくわく囲碁の村』ブログでは「画期的な『囲碁入門指導』寝屋川メソッド: ネットで囲碁が楽しめる! 」を紹介しています。石取りゲームが行える最小の広さである4路盤から始めて、5,6,7,9路と進めていく方法です。

星川二段は以下のように書かれています。まったく同感です。

やり方の前に、入門者への教え方で何がネックになるかをお話しさせていただきますね。

それは、同時に『石取りのルール』と『地の話』を理解してもらわなければいけない点です。
これは囲碁のルールと目的を混同してしまうことが1つの問題点です。
そして『地』というものは見えないものですので、初心者の方にとっては相当なハードルです。
囲碁入門者の方にしてみれば、見えないものを争って、それが勝敗を決めると教えられているようなものです。
(中略)
そこでよくあるのが『石取りゲーム』から入るパターンです。
しかし『石取りゲーム』の期間が長いと、それが囲碁の目的だとすり込んでしまうので、地のルールへの移行が難しくなります。

上記ブログの教え方は理にかなっていると思います。私も、子供の頃は困るのは石を取ることが目的だと思っていて(実際、父と打つと石をたくさん取られました)、地の概念まではなかなか進めませんでした。簡単な死活ができても地が囲えないので囲碁にならないのですよね。

4・5・6・7路盤をどうやって入手するか?

さて、寝屋川メソッドで教えるとして、小さな碁盤が必要です。9・13路盤は入門用として比較的簡単に手に入るのですが、それ以下の碁盤はあまりみかけません。個別に買うと結構なお値段になりますし、5路盤は売っていないので自作することになります(それなら全部作った方がマシかも)。

自作するかどうかも含めて、少し調べてみます。

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