眠る前の小さな詰碁 – 脳内囲碁盤作成のための本
ボードゲームでは脳内盤を作ることが棋力向上に欠かせない。囲碁でも将棋でも必要だし、チェスや他のゲームでも同様だろう。
重要な脳内盤なのだが「どうやって」作れば良いかについては決定打がなさそうだ。将棋の勉強の際に脳内将棋盤を作ろうと思い Webを検索したのだが、これだ!という説は見当たらなかった。
ところが、囲碁界にはちゃんと本がありました。眠る前の小さな詰碁シリーズ。囲碁は初心者向けの本が充実してるけど、脳内囲碁盤の本まであるとは素晴らしいです。
作成方法
日本棋院サイトの紹介記事を引用します。
著者の平本弥星六段が考え出した画期的上達法。問題を見たら、目を閉じて、頭の中に図をこしらえます(できない場合は、碁盤もしくは碁罫紙に問題を再現して、再挑戦)。そして、頭の中の碁盤で正解を描いていくのが本書です。
なるほど!と思ったのは「碁盤もしくは碁罫紙に問題を再現」の部分。単に目で見るだけではなく、手と実際の盤を使って作業することは、記憶力向上の理にかなっている。
「問題図を見ながら解いてはいけない」こともポイントだと思う。詰将棋を解くときでも、例えば正方形のタイル地を見ながらだと簡単に解けたりする。脳はなるべく楽をしようとするので、これでは脳内盤作成には労力がほとんど使われない。完全に目からの入力を遮断するのが大事なのだろう。
そういえばプロ棋士も考えるときは目を閉じていることが多いと思う。あれも余計な雑音抜きで脳内盤だけで高速に手を進めているのだろう。
結果は?
まだ、本を読み始めたばかりなので効果のほどはわかりません。しばらく継続したのちに報告します。
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